文化学院&毛利嘉孝トーク

先日お知らせしたとおり、19日にお茶の水文化学院で木幡和枝さんトークに参加してきました!


木幡さんからの都市に関する省察、それは誤解を恐れず一言で言ってしまえば、資本主義的な制度の下で目まぐるしく変化、増殖していく都市、そこで暮らしそこで活動する当事者の感覚を欠如したまま数字や計画のみに基づいて構成される生気の失われた都市をもう一度歴史的・記憶的に見つめなおし、そのアクティヴな手触りに敏感になるということ、その具体的なキーワードとしての壁についてなどの観点を示唆するものだったと思います。その話を受けて、僕を含む3人がそれぞれの関心に基づき映像とその解説をしました(僕はグラフィティの映像・都市空間において想像力を投射するメディアとしての壁、を提示)。準備と即興のバランスが絶妙な、緩やかさと緊張感の心地よい時間。


そして昨日は、東京芸大准教授であり日本におけるカルチュラルスタディーズの第一人者、毛利嘉孝さんのトークがcon tempoで行われました!


http://www.ottr.cc/con_tempo/news/june/mouri_talk.html


「アートと地域社会」というもはや定番ともいえる議題について、改めて確認する良い機会でした。確かに、もはや新鮮味がやや薄れてきた感もあるこのテーマについて、しかし毛利さんの提示する資料や海外の事例の面白さ、そして様々な分野の観客と毛利さんのやり取りも活発で、とても充実した内容でした。後の飲み会では、遊びに来てくれたNPO法人 kompositionの寺井さんとグラフィティをめぐるトークで白熱!?僕も頑張らねば。