シンポジウム『制作の言語の制作』のお知らせ & 松浦寿輝 / 千葉雅也 トーク

7月5日にcon tempoで『制作の言語の制作』と題したシンポジウムが行われます。



http://www.ottr.cc/con_tempo/news/june/making_of_language_of_making.html


前回の『絵画を再起動する(千葉雅也 / 池田剛介)』が哲学的抽象度の高い議論だったとすると、今回は内海さんと雨宮さん、そして池田さんという勢いのある若手作家陣が、より作家視点で制作をめぐっての言葉を考えます。当日は僕もDJするので(ウソ)、皆様ぜひお越しくださいね!


内海聖史さん
http://uchiuminfo.exblog.jp


雨宮庸介さん
http://thehouse.exblog.jp/7982866


ちなみに、今回は僕は企画にそんなに携わっているわけではありませんが、とはいえなんやかんや働いています 笑 というわけで、今日は恵比寿や六本木にシンポジウムのチラシを置きがてら、青山ブックセンター六本木店で行われた松浦寿輝さんのトークに行ってきました。聞き手は『絵画を再起動する』にも参加して頂いた千葉雅也さん。


http://www.aoyamabc.co.jp/10/10_200906/2009624.html


およそ40分ほどの短い対話でしたが、さすが内容は充実。特に、最後に千葉さんが話していた、何の因果的接点も持たない生物同士の物理的な接触=出会い損ね(千葉さんは『マナマコの背の上を、ヤドカリが足早に乗り越えていく』というような表現を用いていた)の中に、言語とは違うレベルでの翻訳性を読み取るという論点は非常に面白く、感心しました(って、こんなラフな書き方をするとあまりに乱暴だろうから、以下に近い論点のテクストをリンクしておきます)。


http://blog.masayachiba.com/?eid=1001849


夏の展示に向けての制作も、中盤から後半に突入ですー。