帰国しました&いろいろ

NYから戻りました!


今回も、10日間フルに使っていろいろ見れるだけ見たし、人にも会えるだけ会ってきました。ざーっと、並べると・・(ラップトップあれば旅行中に個別にアップできるんだけどなぁ)。


まず、初NYだったのでお約束の主要美術館めぐり。メトロポリタン美術館グッゲンハイム美術館、ホイットニー美術館、MoMAなどは最初の2,3日で全て見ました。とはいえ、特にメトロポリタンはむちゃくちゃでかいので主に18,19世紀の西洋絵画とアメリカの近代絵画を中心にチェック。グッゲンハイムも展示替え中で部分的にしか見れなかったけど、カンディンスキーなどの企画展を中心に確認。個人的には(あまりにも古い人間だと思われるかもしれないけれど)やっぱりMoMAのバーネット・ニューマンが最高。



それからNY在住の知人に連れられてチェルシーのギャラリー街めぐり・・・と思いきや、ちょうど夏季休暇の最後の時期でほとんどクローズでしたorz。運よく見れた2軒をあとに、ソーホーへ移動。ダイチ・プロジェクトではTauba AuerbachとKehinde Wileyやっていました。その日の夕方は、クイーンズのPS1でDJパーティに参加し、展示ももちろんチェック。別の日には、PS1の近くにあるグラフィティの伝説的メッカ、5POINTZにも足をのばしました。



運よく管理人に会えて、いろいろ教えてもらう。昔のNYグラフィティ・シーン、そして変化の中にある現在についてなど。それにしても、小学校の校舎くらいの大きさの建物の一面に描かれたグラフィティ群は圧倒的です。面白いのは、窓や仕切りなどで区切られた面の隙間に規則正しくグラフィティが配置されているところ。しかも、誰でも好きなように描いて良いわけではなく、一言管理人に断わってから、指定された場所に描くのだそう。そうやって壁の様子がぐんぐんアップデートされていく様は、まさに一定のオーダー/アーキテクチャによってデータベースが更新されていくようです。



最終日には、マンハッタンから電車で1時間半くらいのところにあるBeaconという街へ行き、Dia Beaconというこれまた素晴らしい美術館(日本で言うなら、千葉の佐倉にある川村美術館のような感じか?)と、雑誌の発行なども手掛けるストリート・オルタナティヴ・スペース"OPEN SPACE"へ行き、主催者のダン・ワイズに会ってくる。


Dia http://www.diabeacon.org/
Open Space http://www.openspacebeacon.com/index2.html


ダンはTHUNDERCUTというプロジェクトも行っていて、街中の信号機の人の記号に服を着させていくということをやっている(結構カワイイんだな、これが)。


THUNDERCUT http://www.youtube.com/watch?v=vZYauEmH-pM


とまあ、色々書きましたが決してただの観光客のごとく美術館などを巡っていたわけではなく(笑)、いろいろ人にも会って大事な目的も果たしてきました。連れまわしてくれたり相手をしてくれた方々に感謝です。あとあと、Strandという大型の古本屋で日本では入手困難なグラフィティ/美術関連の書籍も入手。ユニオンスクエアでは、ストリートチェスに3日連続挑戦し、カンボジア人に9敗しました(昔はもっと強かったんだけどなぁ・・)。


帰りは北京に一泊し・・というか、正確にはホテルには泊まらず、バーで初対面のジャマイカ人と酒を飲みながら人生論をやりあった後に大型クラブへ行って踊り倒し、翌朝9時のフライトで成田へ・・・という感じです(笑)


さてさて、これから秋にかけてもいくつかプロジェクトや仕事が入っています。そろそろ涼しくなってくるはず、がんばろー。



PS
8月の個展「FFIGURATI」について、批評家の千葉雅也さんがブログで書いて下さっています↓!シリアスかつユーモアのある書き方が嬉しいの一言。


千葉雅也 http://blog.masayachiba.com/?eid=1068935