岡崎乾二郎+レベッカ・ホルン@都現美。それと年末にシンポジウムやります!

先週の土曜日は東京都現代美術館に、岡崎乾二郎レベッカ・ホルンの展示を見に・・。岡崎は常設展内での特集展示。レベッカ・ホルンは企画展。両者ともまとめて展示を見るのは初めて。


岡崎乾二郎は初期の代表作「あかさかみつけ」シリーズから代表的な絵画を中心に立体作品まであった。著作などを読んでどういう人かはある程度知っているので、どうしても先入観で見てしまう。逆にいうと、一般的に知られている岡崎のイメージを抜きに作品を鑑賞するのはそう簡単ではない。それは一方で、作家が自ら確固たる理論的背景を構築しているからこそ、それを相対化するような作品の見方を提示することに強度を要求しているようでもある。何もない野原に砂利道を一本ひくよりも、合理的に整備されきった都市空間に必然性のある道路を新設することのほうが難しい。


池田剛介さんもブログで書いています。
http://d.hatena.ne.jp/kosuke_ikeda/20091110


レベッカ・ホルンは比較的最近の作品も多いが、昔のビデオ作品なども見れた。セクシュアルなモティーフとメカニックな素材の組み合わせが印象的。個人的には、鴉の嘴が細い枝状の金属素材の先端についてパカパカ開閉するやつがお気に入りだったような。


さて、12月後半にフランス大使館でポストグラフィティをテーマにシンポジウムを行ないます。詳細はおってお知らせしますが、パネリストも豪華です。乞うご期待!